ロボット・カミイ
古田 足日,堀内 誠一
ロボット・カミイ、を読みました。
名作ですね。
中のイラストは白黒だけど、
外側がカラフルで素敵。
文章は絵本にしてはかなり長いので、
読み聞かせに適しているのかな?
ロボット・カミイ自体のキャラクターの素晴らしさも去ることながら、
長い物語の中で、いろいろな要素が出て来るのが楽しいです。
『ようちえん』『つみきあそび』『おみせやさんごっこ』『せんせい』
『なみだのもと』『石ひろい』『すなばあそび』『ちびぞう』etc...
ちびぞうは、みんなで作った折り紙のゾウ。
みんな「ちびぞう」が大好きみたいです。
そして、
『ワガママ』『いじめっこ』『なきむし』『ちからもち』
や、
『死んじゃった』『おそうしき』『おそなえ』
というワードも出てきます。
こんなことを言う子もいれば、あんなことをいう子、と
いろんな子が出てくるし、幼稚園でのイベントが書かれているので、
幼稚園の子に読みきかせるには本当にぴったりですね。
とはいえ、やっぱり一番素敵なのは、「カミイ」です。
ロボットのくにからやってきた、紙で出来てるけど
鉄で出来てると勘違いしている、なきむしで、ワガママだけど、
憎めない、力持ちのカミイ。
「絵本の感動巨編」といってもいいくらい、
素晴らしいお話でした。
私は協調性に欠ける子だったから、
この絵本を読んだら少しは変わったかも(^^;)